京都異界案内1

大阪の夜

バスは順調に運行し6時前に京都駅到着。
まず到着して思ったのは京都駅は寒い。
お洒落な建築を目指しているのか知らないが構内至るところが
ふき抜けやぶち抜きになっていって四方八方から風が吹きすさぶ。


寒さをしのげるところを探しつつ彼女サンが来るまで
漫画喫茶に行こうとするがどこにも見当たらない。


まさか京都駅周辺には漫画喫茶はないのか……


(調べてみたら結構あるようでした
http://kyoto.nan.co.jp/amuse/netcafe.html
いや……ないのか?)


9時前彼女サンから京都に着いたという連絡が来る。

ランデブーできない。
携帯電話の電池は切れそうだったので
焦る。
電話片手にきょろきょろ辺りを見ると
ふと
可愛らしいセミロングの女の子が携帯電話を片手に歩いている。


……彼女サンでした。


そして
一緒に京都の異界へ旅立つ……


手始めは五条の鉄輪(かなわ)の井戸。
後妻に夫を奪われた先妻が洛北貴船神社に丑の刻参りをして夫を呪い遂には鬼と化したが
安倍晴明に真相を見抜かれ逃げ去った末
息を絶えたのがこの場所。


民家の狭間にひっそりとあるのでなかなか見つからず
近所の人に聞こうとするがあまりに及び腰だったためか無視をされ
見ていられなくなった彼女サンが場所を聞いてくれたおかげでやっと見つかりました。
行ってみると先述の鉄輪の話からか「縁切井」としてその水を飲ますと縁が切れることで有名でした。
彼女サンと来る場所じゃねぇ……
よく調べるとお稲荷様を勧請して縁結びの場所にしたそうですが。


その後
幽霊が赤子を育てるために買っていたという「幽霊飴」を買って
閻魔庁第3の冥官と呼ばれた小野篁(おののたかむら)が冥界と現世を行き来するのに使ったという井戸がある六道珍皇寺へ。
(「珍」に過敏に反応してしまう!)
名所の全てが狭い格子から覗き見るしかなくて家政婦がたくさん発生するところでした。


昼ごはんは
京都旅行ってことで駅ビルにある京料理屋に行こうということになるが
あまりの人の多さに敢え無く断念しました……。


どうにか昼ごはんを食べた後色々行こうと思ってたのですが
私は高速バスの疲れ
彼女サンは病み上がりということもあり早々と大阪にとったホテルへ。
彼女サンとベッドでもごもごしてたらムラムラしてくるが
コンドーさんがないのでそのまましばらく眠る。


もう日が沈んだ頃に起きだして彼女サンが目をつけていたお好み焼きを食べに梅田に繰り出す。
古本屋街に行くが何故か和漢書がたくさん売っている一番マニアックなところには行かず。
そして目当てのお好み焼き屋でお好み焼きとねぎ焼きを食べる。
すじ肉とこんにゃくの入ったねぎ焼き美味しかったなぁ。


そしてビルの屋上にあった観覧車に乗り大阪市街の絶景を展望。
ホテルは温泉があったのですが入る前に彼女サンを美味しくいただきました♥